2016年髙山俊(パワプロ2022)
誰もが惚れ惚れするバッティング
2016年成績 134試合 530打席
.275 8本 65点 OPS.707
ドラフト指名時、当時ヤクルト監督の真中満がハズレのクジを「当たり」と勘違いしてガッツポーズ。中身を見ずに席へ戻った金本監督。
が、実際は阪神が交渉権を獲得。即訂正され、改めて明治大学より、阪神タイガースへ入団となった。
大学時代は、東京六大学の秋季リーグ戦、同じ明治大学の先輩・高田繁氏が1967年に打ち立てた、通算最多安打記録(127安打)を更新。131安打にまで更新した。鳥谷敬氏(早稲田大学→阪神→ロッテ)や高橋由伸氏(慶應義塾大学→読売)といったレジェンド選手も更新できなかった記録である。
右手首の骨折のため、手術を受けており、2016年の春季キャンプは二軍でスタート。
2月25日のオープン戦で結果を残すと、当時の金本知憲監督から高評価を受け、オープン戦14試合に出場。スタメンで出場した13試合で安打を打ち、打率.327を記録。
ファンの期待を一身に背負い迎えた3月25日の中日ドラゴンズ戦(開幕戦・京セラドーム)
で、「1番・左翼手」として1軍デビュー。
1回裏、中日エース、大野雄大から左前安打を記録。芸術的な安打で、阪神の新人選手としては、2004年鳥谷敬氏以来の開幕戦安打であった。
また、当時阪神タイガースの通算安打の新人記録を更新し、猛打賞は通算13回で、長嶋茂雄(1958年)による新人選手としてのNPB記録(14回)に次ぐ2位を記録した。
シーズン終了後には、セ・リーグの新人王に選出。投票総数(271票)の約8割(220票)を集めた。
明治大学時代の大記録を証明する打撃能力を見せる一方、セ・リーグの外野手で最も多い6失策を記録。打球へのチャージやスローイングで課題を露呈。
が、守備は練習に取り組めばどうにかなる。打撃能力はこのまま伸びて日本を代表する名選手になる。虎の希望だ。と思われたが、この年以降は年々成績が悪化。一度も一軍でプレーする事なく終えたシーズンも。
昨季だは、2年ぶりに一軍昇格。対広島戦(甲子園)で代打として登場し、中前安打を放ち、覚醒の気配を見せるも、その後は結果を残せず、38試合の出場に甘んじた。
今季からは彼を高く評価する岡田彰布氏が監督に就任。天才髙山の覚醒に期待が高まる。
私自身、敬愛する選手であるため、来季、彼の覚醒待ち遠しい。
[査定について]
守備力・捕球・エラー
前述の通り、守備には多くの課題を残し、非常にグロい守備であったため、守備力はF、捕球とエラーは外野手最多失策数により。
また、2018年の出来事であるが、4回、ゲレーロの打球を捕球できず、二塁打にしてしまったエラーは、彼のグロい守備を代表するシーンであろう。
(皮肉にも、当プレーを映したテレビ中継に映り込んだ看板は「守りの名手 SENON」であった。)
ハイボールヒッター
コース別の打撃成績、ハイボールはいずれも3割以上をマーク。ハイボールに強く、逆にローボールに対しては、最高.250と、いった点から、ハイボールヒッターを付与。
固め打ち
新人歴代2位の猛打賞記録より。
チャンスB
得点圏打率.377
[余談]
阪神球団は、顔の良い選手が多数居るが、私は彼もなかなかに甘いマスクを持った選手だと思う。
が、あまり女性ファンや顔ファンは見かけない。来季は活躍し、もっと多くの女性を虜にして欲しい所。
[パワナンバー]
12400 31265 88397